現代のピアノマン ベン・フォールズ Rockin' The Suburbs
私はギタリストなので、一見ギターモノばかり聴きそうなものですが、この方は一時中毒になってると思うくらい、体がベンのピアノのグルーブにハマっていました。
ピアノのテクニックもですが、メロディーセンスが本当に良くて作曲能力が本当に高い。
そんなベン・フォールズのバンド一時解散後?(ベン・フォールズ・ファイブ復活してますので)
一発目のソロ・アルバムRockin' The Suburbsです。
一曲目のANNIE WAITSは昔のドラムマシンを使ったそうですが、
ハンドクラップとシンプルなピアノから始まり、そして軽めのサウンドのドラムマシンが入ってくる絶妙な絡み方が非常に効果的で、この遊び心がある展開は見事としか言いようがありません。そこからの歌のメロディーの展開もとてもキャッチーでもっと売れても良かったのでは?といつも思います。(私が知らないだけ?)
そんなANNIE WAITSですが、ライブバージョンも聴きたいと思い
BEN FOLDS AND WASO LIVE というDVDを買ってみましたが、オーケストラが壮大すぎて
良さを消しあってるんではないかなと感じました。上でも書きましたが、音のローハイさによるいい意味でしょぼさが、曲のポップ感が増しているのだと改めて感じました。
そして、ピアノほとんど弾けませんが弾きたくなってしまうZAK AND SARA,
これ弾けたらカッコイイだろな、疾走感がたまりません。
3連リズムのGONE、ブリティッシュポップのようなLOSING LISA ,
日本盤のみのボーナストラックのHIRO'S SONG,
リズムのかっこいい(こういうのボードヴィル風っていうんですか?)
僕はいつも君がそばにいえくれるからラッキーな男さと歌う、ロマンティックなTHE LUCKIEST
これほとんどの楽器ベン一人で演奏しているなんて凄すぎです。
ソロ一作目にしてこれだけ楽曲の質とバラエティの豊かさ、演奏、完成度とポピュラリティーの要素を持つアルバムを送り出せるのは圧巻です。